ピボットテーブル便利ですね。
でも時々どうしたら良いんだろう?という事態に遭遇することもしばしば。
今回はそんな中から1つ、日付でグループ化出来ない場合の対処法をご紹介します。
日付グループ化出来ない
このように日付単位のでグループ化(年・月単位で集計)を集計しようとするとエラーになる場合があります。
どうすれば解消するでしょうか?
原因は書式設定
このように日付をグループ化出来ない場合、書式設定に原因がある場合がほとんどだと思います。
今回はこのデータを元データとしております。
(元データは「なんちゃって個人情報」で作成)
一見何の問題もない日付情報のように見えますが、
実はこのデータをExcelは日付ではなく文字列として認識しています。
Ecxelでは日付を数値データとして管理しています。 そのため文字列として認識していると集計が出来ないのです。
Excelが数値or文字列のどちらで認識しているかは、字がセルのどちら寄せに表示されているかで判断できます。
右寄せの場合は数値
左寄せの場合は文字列
(※セルの表示位置は標準にしてください)
今回の例を見てみると、このように左寄せになっています。
つまりExcelはこの列を文字列として判定しています。
ではどのようにすれば数値と判定させることが出来るのでしょう。
解決方法
書式設定に問題があるのならば、書式設定を変更すれば良いのではないでしょうか。
ところがこれだけでは数値することは出来ません。
この作業を行っても字は左寄せ(つまり文字列) のままです。
1を掛ける
対策としては上記の書式設定の前に1つ作業を行います。
字に1を掛けます。
この作業を行ってから書式設定を行うと右寄せ(数値)の日付情報に変換されます。
区切り位置
もう1つ数値の日付情報に変換する方法があります。
「区切り位置」です。
途中の「区切り文字」の選択では文字列の中に含まれていない文字であれば、何でもOKです。
ピボットテーブルの「すべて更新」
2つの方法で字を数値の日付情報に変換することが出来ました。
これでグループ化出来るかというと実はまだ出来ません。
後1つピボットテーブルで行う作業があります。
ピボットテーブルの「すべて更新」です。
「更新」ではダメで、「すべて更新」を行うことでグループ化を行うことが出来ます。
(もしくはピボットテーブルを削除して再作成でも可能です。)
まとめ
今まで「すべて更新」の方法を知らなくて、ピボットテーブルを再作成していましたが、これで少し手間とストレスを削減することが出来ました。