先日このような記事を公開した。
その際にちょっと気になったことがあった。
Excelに商(割算の答え)を算出する
QUOTIENTという関数があるのだが、この関数の返り値がちょっと疑問符がついてしまった。
Quotient関数
QUOTIENT (分子,分母)
引数 | 内容 |
---|---|
分子 | 必ず指定します。 被除数 (割られる数) を指定します。 |
分母 | 必ず指定します。 除数 (割る数) を指定します。 |
除算の商の整数部を返します。 商の余り (小数部) を切り捨てる場合に、この関数を使用します。
ではQuotient関数を昨日の事例に使ってみましょう。
この場合商は何になると思いますか?
私は商-2だと思ったんですね。
???
あれ?おかしいよね。
検算してみましょう。
合わないやん!
なんでExcel用意している商を求める関数と余りを求める関数で整合性が取れて無いねん!
ではどうすれば良いのか。
Int関数
Int (数値)
引数 | 内容 |
---|---|
数値 | 必ず指定します。 切り捨てて整数にする実数を指定します。 |
引数「数値」を超えない整数を返します。
どういうことか。
引数が【1.333】の場合:引数1.333より下の最大の整数【1】
引数が【-1.333】の場合:引数-1.333より下の最大の整数【-2】
となります。
商を求めるという機能ではありませんが、Int関数を利用すればどうやらうまくいきそうです。
商を求めるQuotient関数では被除数がマイナスかつ割り切れない数値の場合に正しい商を返さなくなるようです。
商を求める場合はInt関数を使用しましょう。