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Excelのプルダウンリストのフォントを変更する方法

Excelのプルダウンのリストの文字が小さくて読みにくいと思うときはないでしょうか?
そうは思ってもこれまではこれを変更する方法はないと思っていました。
が、実は変更する方法があるんですね。
デメリットありありですが


プルダウンリストを大きく表示

まずはこちらを見てください。
こちらは私のPCのExcelで表示したプルダウンリストです。

こちらが設定を変更してプルダウンリストを大きく表示するようにしました。
これなら文字が小さくて見えないということはないでしょう。


設定方法

この設定方法はとても簡単です。
Excel上部メニューの「ファイル」→「オプション」から下記の設定です。
「次を規定フォントして使用」と「フォントサイズ」に表示したいフォント情報を設定してください。
この設定がプルダウンリストのフォントにも適用されます。
※後述のデメリットもあります

規定のフォントの設定を変更すると下記のメッセージが表示されますので、指示通り再起動すると変更したフォントの設定が反映されます。


設定することでのデメリット

上記の方法でプルダウンリストのフォント設定を変更することが出来ますが、この方法はデメリットが発生します。


Excelのデフォルトフォントが変わってしまう

下図は上記の設定後に新規のExcelブックを開いた状態です。
セルのフォントはもちろん行・列番号、数式バーまで上記で設定したフォントに変更されてしまいます。

これに関しては日常使いできる範囲でフォントを変更すれば回避できなくもないですが、この設定はブックに対しての設定ではなくExcel全体の設定変更になりますので影響範囲が大きくなりますので注意が必要です。


設定変更は変更したPCのみ

プルダウンリストのフォント情報を変更したブックを配布したいということはあるかと思いますが、既にご紹介の通りこの設定はブックではなく個人ごとのExcelの設定を変更することによって実現していますので、このブックを他の人のPCで開いてもその人のExcelでのデフォルトフォントの情報に基づいてフォントが設定されます。


マクロでデフォルトフォントの設定

マクロでExcelのデフォルトフォントの設定を変えるには下記のようなコードで変更可能です。

Sub デフォルトフォント変更()
    With Application
        .StandardFont = "HGS創英角ポップ体"
        .StandardFontSize = 48
    End With
End Sub

これを活用すればプルダウンリストを使用時のみデフォルトフォントの変更できないかと思ったけど、Excelの再起動をしないと設定が反映されないので難しいですね


まとめ

プルダウンリストの文字が見にくい場合は、記事の例のような極端な変更ではなくフォントサイズを少し大きくするなどすればデメリットを回避しつつ不満を多少解消できるかもしれません。