これまでに紹介してきたSUM関数等の集約関数ではなく、算術演算子のようにデータ1行に対して機能する関数を紹介します。
まずは算術関数を紹介します。
関数 | 機能 |
---|---|
ABS | 絶対値 |
ROUND | 四捨五入 |
ROUND関数
今回は算術関数の中からROUND関数を紹介します。
ROUND関数の構文は以下のとおりです。
select ROUND(列名,四捨五入する桁数) from テーブル名
ROUND関数は指定桁数以下を四捨五入する関数です。
ExcelのROUND関数のように四捨五入する桁数にマイナスを指定することは出来ません。
指定することは出来ますが、整数部分での四捨五入は出来ず空白(NULL)が返って来ます。
ROUND関数使用例
数値以外を対象にすると、空白(NULL)を返す。
丸める桁数を省略すると少数第一位を四捨五入して、整数部分だけ抽出される。
「丸める桁数」に指定した桁数の1つ下の桁数を四捨五入して、
「丸める桁数」に指定した桁数まで表示する。
丸める桁数にマイナスを指定すると全て空白(NULL)が返ってくる。